
樹枝状に入っている鉱物を「デンドライト」と呼びます。和名は忍石。名前は忍草という植物からきているそうですが、樹形石というのが正式名称のようです。また、模樹石と呼ばれることがあります。母石の鉱物に樹枝が入り込んだような模様を作るので、植物の化石ではないかと思う方がいらっしゃるのではないでしょうか?この黒い模様は二酸化マンガンが樹枝状に内包されたものです。ドイツでいい標本が出ています。
パワーストーンとしては、永遠に枯れない草としての意味付けがあり、永遠に続くとうれしい出来事への願いをかける人や、自然界のパワーをいただけるという人もいます。他にも「満足な成長」という意味もある鉱物です。
この忍石は、ドイツ産のものですが、アメリカ産のものも一緒にお見せしたいと思います。天然石同様、まったく同じ石というのは存在しませんが、同じ産出国の石はどこか似ています。母石も違う成分の石ですが、模様の入り方や色の入り方から、ドイツ産は繊細で規則的、そしてシックな感じがします。アメリカ産は、模様は大雑把ですが、模様がとてもはっきりしている自己主張の強い雰囲気があることがよくわかると思います。こうやって同じような石を、原産国で比較すると、石はその土地のパワーを受け継いでいるという説は本当だなあと感じさせられます。

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